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甲状腺がんの進行度
がんの種類や病期に応じて、治療法が決定されます
- ・がんの進行の程度は、病期(ステージ)であらわされます。
- ・甲状腺がんの病期は、下記の要素で決定されます。
- 患者さんの年齢(45歳以上か未満か)
- がんの種類
- がん(腫瘍)の大きさ
- がんの広がり(浸潤:しんじゅん)の程度
- がんができた場所(原発巣:げんぱつそう)のまわりのリンパ節への転移
- 他の臓器や器官への転移の有無
- がんの種類
- ・一般的に病期の段階が早い場合には予後が良く、その段階が進むにつれて予後が悪くなります。
- ・がんの種類や病期により、適する治療が異なります。未分化がんは、がんの細胞が未成熟なため、増える速度が速く、病気の進行も速いのです。
乳頭がん、濾胞(ろほう)がんの病期(45歳未満)
病期 | 進行状況 |
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Ⅰ期 | がんが、頸部(けいぶ:のどのこと)にとどまっており、ほかの臓器に転移していない |
II期 | がんが、肺、骨などの離れた臓器にまで転移している |
参考:甲状腺癌取扱い規約(第7版)
乳頭がん、濾胞(ろほう)がんの病期(45歳以上)、および髄様(ずいよう)がんの病期
病期 | 進行状況 |
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Ⅰ期 |
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II期 |
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Ⅲ期 |
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ⅣA期 |
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ⅣB期 |
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ⅣC期 |
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参考:甲状腺癌取扱い規約(第7版)
未分化がんの病期
病期 | 進行状況 |
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ⅣA期 | がんの大きさにかかわらず、甲状腺の中にとどまっている(リンパ節への転移は含まれる) |
ⅣB期 | がんが、甲状腺の外側まで広がっている(リンパ節への転移は含まれる) |
ⅣC期 | がんが、肺や骨などの離れた臓器にまで転移している |
参考:甲状腺癌取扱い規約(第7版)
- リンパ節
- からだの免疫をつかさどる細胞が集まっている器官
- 転移
- がんが、最初にできたところから離れた臓器、器官に広がること
- 予後
- 今後の病状についての見通し