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甲状腺がんとは?

甲状腺がんの種類と症状

甲状腺がんの種類

がんの種類には、悪性度の低いものと、高いものがあります。悪性度の低いものは、分化型と呼ばれています。

分化型は、がん化した細胞が成熟しているため、がん細胞の増える速度が遅く、そのため病気の進行が遅いので、予後が良いとされています。甲状腺がんのほとんどを占める乳頭がん、濾胞(ろほう)がんは、この分化型に分類されます。

一方、悪性度の高いがんには、髄様(ずいよう)がん、未分化がん、悪性リンパ腫などがあります。このうち、もっとも悪性度が高いものは、未分化がんです。未分化がんは、がんの細胞が未成熟なため、がん細胞の増える速度が速く、病気の進行も速いのです。

甲状腺がんの症状

甲状腺がんは、がんの種類によって症状が異なります。甲状腺がんでは、のどぼとけ付近のしこり(結節:けっせつ)以外、自覚症状がみられないことがよくあります。しかし、未分化がんや悪性リンパ腫では、声のかすれ(嗄声:させい)やしこりの部分の痛み(圧痛:あっつう)があらわれることがあります。

がんの種類と症状
乳頭がん
割合

甲状腺がん全体の約85%

自覚症状

ほとんどなし

しこり(結節:けっせつ)の状態

固い

発症する年齢層

10代から高齢者までと幅広い

特徴
  • 非常にゆっくりと進行するがんです。
  • 比較的若い女性に多くみられます。
  • リンパ節への転移が多いとされますが、甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除く手術を行うことで予後は良好です。
  • 高齢者では予後が悪い傾向にあります。
濾胞(ろほう)がん
割合

甲状腺がん全体の約5~10%

自覚症状

ほとんどなし

しこり(結節:けっせつ)の状態

やわらかい

発症する年齢層

30代から高齢者

特徴
  • 骨や肺へ転移しやすい性質のがんです。
  • 他の臓器に転移がなければ、甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除く手術を行うことで予後は良好です。
  • 転移がある場合には、予後はあまり良くありません。
髄様(ずいよう)がん
割合

甲状腺がん全体の約1~2%

自覚症状

ほとんどなし

しこり(結節:けっせつ)の状態

固い

発症する年齢層

多くは30代以降

特徴
  • カルシウムの量を調節するカルシトニンと呼ばれるホルモンを分泌する細胞が、がん化したものです。
  • 遺伝が関係するものと、そうでないものがあります。
  • 乳頭がんや濾胞(ろほう)がんよりも進行が速く、リンパ節や骨、肝臓に転移しやすい性質があります。
  • 甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除く手術が行われます。
未分化がん
割合

甲状腺がん全体の約1%

自覚症状

痛み、声のかすれ(嗄声:させい)

しこり(結節:けっせつ)の状態

固い

発症する年齢層

40代以降、高齢者に多い

特徴
  • 悪性度が高く、進行も速い、きわめて予後が悪いがんです。
  • 甲状腺のまわりに広がりやすく、肺や骨などに転移しやすい性質があります。
  • 比較的男性に多くみられます。
  • 手術と、からだの外から放射線を当てる治療や、薬による治療が行われます。
悪性リンパ腫
割合

甲状腺がん全体の約1~3%

自覚症状

甲状腺の腫れ、声のかすれ(嗄声:させい)

しこり(結節:けっせつ)の状態

固い

発症する年齢層

40代以降

特徴
  • 血液・リンパのがんが、甲状腺にできたものです。
  • 長期間、橋本病にかかっている患者さんに多くみられる傾向があります。
  • からだの外から放射線を当てる治療や、薬による治療が行われます。

用語解説

予後
今後の病状についての見通し
リンパ節
からだの免疫をつかさどる細胞が集まっている器官
転移
がんが、最初にできたところから離れた臓器、器官に広がること
カルシトニン
カルシウムの量を調節するホルモン
橋本病
からだの免疫に異常が起こり、自分の免疫システムが甲状腺を攻撃して、甲状腺の働きが低下する病気

最終更新日2014.1.23

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